解体工事とアスベスト
工事前アスベスト調査は必須です。
3月に入り春までもう少し?とは言い難い朝晩の冷え込みですが
後2週間もすれば暖かくなるでしょうね。
今回はガソリンスタンド解体工事で大切なポイントになる項目の
アスベスト調査と除去のお話です。
【 天井部分は石綿含有建材レベル3 】
アイキャッチ画像や上記の天井部分の画像は石綿含有建材使用
のレベル3に相当します。(石綿=アスベストです)
アスベストが含有していると「悪い」印象が有りますね。
しかし1960年代から1980年代まで非常に多くの
石綿が建材に使用されて来ました。
防火・保温・耐摩耗・防音・耐薬品に優れしかも安価で。
まさに奇跡の材料でした。特に耐火材料としては多くの尊い生命
を守り財産を保全する事に寄与しました。
しかしながら、健康には非常に有害な事が判明しており
2018年より重量比0.1%以上(もうこれは総てと同様)の
石綿含有は解体時には、除去も処分方法も厳格に取り決めが有り
違反をすると思い罰則が科せられます。
石綿は、肺がんや中皮腫の発症の原因になり潜伏期間も
30年から50年と非常に長く日本ではすでに死亡者が急増
しており、今後さらに増加する事が懸念されています。
加えて石綿は非常に多くの建材に使用された為、石綿含有の有無
の判別も多くの知識と時には正確な分析を要求されます。
それだけに解体工事前のアスベスト含有調査は、非常に慎重に
正確かつ公平に行わなければいけません。
【 天井部分にもアスベスト含有の恐れが有ります 】
筆者の知る所では、幼稚園の横の建物を解体時に調査では
「石綿含有無し」が実は解体後に「有り」だったと言う
事が判明した許されない事態も起きています。
そのような事が絶対無い様に2023年10月より法令により
石綿含有建材調査者の資格を持った者が調査の任を受け持ちます
筆者もその1人ですが、大変責任が重く調査の度に、何度も
繰り返し確認をしながら進めています。
ガソリンスタンドの建物は、防火の観点から石綿含有建材の使用
が多く見られます。解体時には周辺住民や作業をされる方に
アスベストを暴露量ゼロにする為にも調査が重要視されます。
当然除去作業は、十二分に慎重に厳格な作業が必要です!
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