土壌汚染と油水分離槽

油水分離槽の蓋を開けて点検清掃していますか?

油水分離層の仕組みを図解しています。

上記の画像はガソリンスタンドの油水分離槽と仕組みの説明です

油水分離槽は読んで字の如く、油と水を分けて油を下水に

排出せず回収する装置です。油が水より軽い性質を

上手く利用しています。基本的に構造は昔から変わりありません

ガソリンスタンドの解体工事で、この油水分離槽付近からの

油汚染土壌が発見される事が多く見られます。

又、解体工事前の土壌調査でも必ず調査対象になる箇所です。

油水分離槽は、狭いガソリンスタンドでも2箇所は有ります。

その他洗車機の土間にも必ず有ります。

大切なのは、日頃の点検清掃です。「でも点検は何処を?」

日頃の点検は、まずは蓋を開けて各槽に水が溜まっているか?

ゴミや油の滞留は無いか?だけで結構です。

底面に堆積している土砂は、専門業者に回収を依頼しましょう。

1年に1度程度土砂を回収すれば、少なく済みます。

「水は溜まってないよ!」となれば大変です!修理が必要です。

通常は必ず水が溜まっています。破損して水が抜けている可能性

が有ります。油が流失して土壌汚染になりますので早急に対処が

必要です。ガソリンスタンドでは油水分離層は簡単には

破損しません。しかし建設当時のままの油水分離層は多く

30年使用している所も普通に多く有ります。

土壌汚染を防止し、多額の処理費用を回避する為にも日頃の

点検メンテナンスが重要ですね。

「ありがとうを未来に残そう!」

私たちはあらゆる土壌汚染のリスクを無くし

お客様の安全・安心・満足をクリエイトする

クリーンプラネットです。

 

古い工場の解体について相談頂きました

工場解体時に石綿含有の判定にご注意ください。

11月に入り廃止した工場の解体工事の見積もりの御依頼を

頂きました。

2021年5月に解体工事を行いたいとの事です。

伺いますと、鉄骨造で梁や天井に吹付材の石綿が見られます。

施主様も御存じで来期の予算計上に必要とベストな提案を

頂きたいとの御要望です。

築年数も古く、竣工年月日は昭和47年でした。

古い工場の解体を検討するにあたり、必ず石綿含有材に

直面します。

石綿は1950年ごろから1990年にかけて大量に輸入されて

その8割が建材に使用されました。

古い工場に使用されているのは仕方ない事です。

しかし石綿の粉塵を吸い込み健康障害が報告され

中でも胸膜や腹膜の中皮腫(がんの一種)は発祥の潜伏期間が

15~50年と長く現在でも亡くなられる方が増加しています。

国として40年かけて規制を段階的に行ってきて、2006年以降は

建材の使用は有りません。

したがって2006年以降の建物で有れば石綿含有建材使用は

有りません。

そのような理由により、解体工事における石綿除去工事は

事前調査→作業計画→労働基準局への届け出→隔離・立入禁止

除去作業の開始(常時監視)適切な処理と法律により

詳細な作業指示がなされています。

又、作業員も作業装備の徹底や半年事の健康診断を義務付け

されています。

そして作業記録は、作業終了時より40年間保存をします。

令和2年7月には石綿則の改正が有り石綿含有の事前調査や

作業従事者への特別教育の内容改正が盛り込まれました。

古い工場や建物を解体するには、十分な余裕を持って

業者と打ち合わせを行い、進めていきましょう。

工事内容の説明や見積内容の説明を丁寧にして貰いましょう。

見積りだけで説明を嫌がる業者は要注意です!

余りに安い見積りも要注意です‼

「ありがとうを未来に残そう!」

私たちはあらゆる土壌汚染のリスクを無くし

お客様の安全・安心・満足をクリエイトする

クリーンプラネットです。

^